子供のアトピーの原因と症状
子供のアトピーは成長とともに原因や現れる場所が変化していくのが特徴。そのメカニズムのサインを正しく知ることで適切なケアにつなげましょう。
・乳児期(生後〜):
最初は頭部や顔面に症状が出ることが多く、徐々に体感や四肢に紅斑がでるようになり、頚部、肘、膝、手首、足首のしわのある部位に出やすくなります。
外からの刺激と食べ物に注意しましょう。
・幼児期〜学童期:
活動範囲が広がるにつれ、汗や土が大きな刺激となります。特に空気が乾燥する冬と、汗をかきやすい梅雨〜夏は要注意です。
さらに、「かゆくて掻く」という行為自体が皮膚を傷つけ、さらなる炎症を招く悪循環に陥りやすくなります。
診断の目安は乳児で2ヶ月以上、乳児以降で6か月以上症状が続く場合です。年齢によって症状の顔つきが変わります。
子供のアトピー性皮膚炎の治療方法
白色ワセリンやヘパリン類似物質外用薬(ヒルドイドソフト)などの保湿剤を入浴後に塗り、皮膚炎にはステロイド薬を塗ります。子どもは皮膚が薄いので、比較的弱いランクのステロイド薬でも効果を発揮します。また2歳以上の小児には、免疫調整薬タクロリムス(プロトピック)を使用することもあります。
皮膚炎が軽くなっている時でも保湿剤の外用は続けて、調子のよい状態を保つようにします。かくのが止まらない時には、患部にステロイド薬を塗ったあとに亜鉛華単軟膏を布に伸ばしたものを貼って包帯で巻くのも有効です。また、抗ヒスタミン作用のあるかゆみ止めの内服も効果的です。
食物アレルギーが皮膚炎の悪化に関係していることが明らかな場合には、自己流ではなく、医師と相談して進めていくことが大切です。
監修
神島輪院長
水道橋ひふ科クリニック院長。東京女子医科大学卒業後、おもに美容皮膚科クリニックでキャリアを積んだ後、2019年に水道橋ひふ科クリニックを開院。皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科を専門に扱う。自身が幼少期からアトピー性皮膚炎やニキビで悩んだ経験から、肌トラブルに悩む患者を笑顔にするため、患者に寄り添い二人三脚で解決を目指す。