症状
アトピー性皮膚炎の主な症状は強いかゆみと皮膚の湿疹・炎症です。これらが慢性的に繰り返されるのが特徴です。
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①
炎症・発赤
皮膚が赤く腫れ、じくじくした湿疹が現れます。慢性化すると皮膚が厚く硬くなる「苔癬化」が起こります。
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②
かゆみ
特に夜間に強くなる傾向があり、引っ掻くことで皮膚がさらに傷つき炎症が悪化します。
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③
睡眠障害
夜間のかゆみにより眠れない、睡眠の質が低下するなどの問題が起きます。睡眠不足は免疫の乱れを招き、症状のさらなる悪化につながります。
発症しやすい部位は年齢によって異なります。乳幼児は顔面・頭部、学童期は首・ひじの内側・ひざの裏、成人では顔・首・手などに多く見られます。
アトピーと睡眠の関係
アトピーが夜間に悪化するのは、単なる偶然ではなく体のバイオリズムと環境の変化が重なるからです。
まず体内では、日中に炎症を抑えてくれていた副腎皮質ホルモンの分泌が夜にかけて減少します。さらに、夜間にリラックスすると副交感神経が優位になり、血管が拡張して皮膚の温度が上がるため、かゆみを感じる神経がより敏感に反応するようになります。また、入浴後や布団に入って体が温まることも大きな要因です。日中は仕事や勉強で気が紛れていますが、夜は静かな環境で意識が皮膚に向きやすく、小さなかゆみも増幅して感じてしまいます。
こうしたホルモンの減少、体温の上昇、心理的集中の3つが重なることで、夜間の激しい痒みが引き起こされます。
監修
神島輪院長
水道橋ひふ科クリニック院長。東京女子医科大学卒業後、おもに美容皮膚科クリニックでキャリアを積んだ後、2019年に水道橋ひふ科クリニックを開院。皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科を専門に扱う。自身が幼少期からアトピー性皮膚炎やニキビで悩んだ経験から、肌トラブルに悩む患者を笑顔にするため、患者に寄り添い二人三脚で解決を目指す。